[FIFA22 監督キャリア] 浦和レッズ〜遥かなる頂へ〜 part2
MUTENORI新監督を迎え、新たに13人の選手が加わった新生浦和レッズ。開幕戦は、ノエビアスタジアム神戸に乗り込み、タレント軍団ヴィッセル神戸との一戦となった。
ヴィッセル神戸はダイヤモンド型の4-4-2のシステムを採用。ゴールキーパーは飯倉。ディフェンスは右から酒井高徳、大崎、古巣対戦の槙野、初瀬。アンカーにサンペールを置き、その前に山口蛍と扇原。トップ下にはイニエスタ。2トップには武藤とボージャンを起用した。こちらも古巣対戦の汰木やエース大迫はベンチスタートとなった。
一方、浦和のシステムは3-4-2-1と予想。ゴールキーパーはキャプテン西川。酒井宏樹、岩波、ショルツの3バック。ボランチに岩尾と怪我から復帰の柴戸。ウイングバックに関根と明本。2シャドーに小泉、江坂。そして1トップにユンカーが起用された。
前半9分、イニエスタのコーナーキックに武藤がヘディングで合わせると、最後は関根の足に当たってオウンゴールに。神戸が早い時間帯に先制点を奪う。
しかしその後は、浦和がボールを握る展開に。
迎えた前半アディショナルタイム、ユンカーのポストプレーから江坂がボールを受けると、素早い反転から左足を振り抜く。これがゴール右隅に決まり、同点に追いつく。
前半は1-1で折り返す。
エンド変わった53分、岩尾のサイドチェンジから、高い位置を取った明本がグラウンダーのクロスを上げるとこれに小泉が左足で合わせる。このシュートはキーパーに弾かれるも、こぼれ球をユンカーが押し込み、浦和が逆転に成功する。
このまま勢いに乗りたい浦和だったが、その4分後、ペナルティエリア内で岩波のハンドを取られ、PKを献上。このPKをイニエスタが冷静に決め、すぐさま同点に。
さらに69分、またもペナルティエリア内で岩波がハンドの判定。不自然に広げているようには見えず、浦和の選手は必死に抗議をするも、判定は覆らず。イニエスタにこの日2本目のPKを決められ逆転。
その後、85分、90分にも失点し、そのまま試合終了の笛。MUTENORI監督の初陣は、ほろ苦いデビューとなった。
[明治安田生命J1リーグ 第1節]
vsヴィッセル神戸 ⚫︎2-5
9’ 関根 貴大(OG)
45’ 江坂 任(キャスパー・ユンカー)
53’ キャスパー・ユンカー
57’ アンドレス・イニエスタ(PK)
69’ アンドレス・イニエスタ(PK)
85’ 初瀬 亮
90’ 藤本 憲明
<監督コメント>
◯試合を振り返って
「開幕戦ということもあり、選手たちには硬くなりすぎないようにと話していたが、早い時間帯での失点で試合を難しくしてしまった。不運な形で失点を重ねてしまったものの、ベクトルを自分たちに向けて、次節勝つための準備をしていきたい。」
◯3バックの意図は
「我々は相手チームを細かく分析し、勝つためにより合理的な方法を取る。しかし、3バックは単なる初期配置で、試合の中でポジションは流動的に変化する。結果には結びつかなかったが、やりたいことは出せたゲームだったと思う。」
MUTENORI監督の初陣を勝利で飾れなかった浦和は次節、埼玉スタジアム2002にガンバ大阪を迎えたナショナルダービーとなる。
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