Nintendo Switch 有機ELモデル

発売前からずっと興味があったNS有機ELモデルを遂に購入した。私は携帯モードではほとんどプレイしないので、宝の持ち腐れかと思い長らく迷いがあったのであるが、昨今の半導体不足にいつまた入手困難になるかと不安を覚えたので、在庫が闞沢なうちに購入しておこうと思った訳である。

 

前述のように、ドックに関しては見た目が格好良くなり、LAN端子も加わったりするなど機能性自体は改良されているのであるが、基本的な機能自体は全く同じであるため、テレビモードでプレイする分には旧機種と全く変わる所はない。なので、その辺りで大分葛藤があったのであるが、「画面が有機ELとなりさらに画面自体も大きくなったとなれば、携帯モードでプレイする気も起きるかも知れない。」そして、その予想は大当たりとなった。

 

まあこれは各所ですでに述べられているように、旧機種とはまるで別ハードであるかの如く有機ELの画面は綺麗だ。現状最高画質である事は分かりきっているとは言え、それでも初めてスイッチを入れた時はため息が出るかの如くの美しさだった。そして、ハードの大きさはほぼ同じながら、ベゼルが薄くなっている事もあってそれだけ画面も大きくなっている。これもまた、これ以上小さくても大きくても、という絶妙なサイズなのだ。

 

もちろん、テレビでプレイしていては意味がないので、購入してからはずっと携帯モードでプレイしているのだが、携帯でプレイするゲームもこんなに面白いものなのか、と改めて思い知らされたと同時に、旧機種でプレイしなかった理由も、その画質にあったという事に気付かされた。しかし、それも当然である。旧機種が発売されたのはすでに5年近く前の2017年3月、まだiPhoneXすら発売されていなかった時代のものであり、私が購入した2019年9月の時点ですらも、すでに古さは否めないものとなっていたからだ。

 

その当時はiPhoneXSを所有しており、すでにスマホのフラッグシップは有機ELが当たり前のものとなりつつあった。そうなれば、目の肥えた今となっては旧機種の液晶では満足行かないのは当然の事である。なので、この有機EL版でようやくSwitchも時代の潮流に追いついたと言える。そして、今回のセールでFFVIIなども購入してみたが、この手のレトロゲームをサクッとプレイするには携帯機がベストという事にも気付いた。さらに、今更ではあるが、かつてゲームボーイが発売された当初、これでドラクエもプレイできたらいいな、と思った事もあった。

 

一応、10年後ぐらいに発売されて行ったとは言え、もちろんそれはゲームボーイ用にアレンジされたものだ。しかし、このSwitchに関しては、解像度こそ落ちるとは言え据え置き機と全く同一のものである。FFVIIをプレイしている最中、「発売当時、誰が携帯機でそのままのFFVIIをプレイ出来る未来が来ると予想できただろうか」との思いを馳せずにはいられなかったものだった。

 

という訳で、この有機EL版は絶対のおすすめである。本当にテレビモードでしかプレイしない、というのであれば意味はない代物であるが、正直おそらく大多数の人間が、この画質を見たら携帯モードでプレイせずには居られないだろう。前述のように、ニンテンドーダイレクトのファミコンなど、サクッとプレイ出来るゲームなどには本当に相性もいいし、そういう意味でもレトロゲーマーにもオススメだ。本当に買って良かったと思えるだろう。さすが任天堂である。