ファミコンのお話:第3回(ドラゴンクエスト3)

みなさまご機嫌麗しゅう。

べべたです。

 

過去2回、ファミコンについて…というか、

子供の頃の思い出を書き連ねましたが、

これからは、一つのゲームに絞って思い出を書いていきたいと思います。

 

今回のファミコンは、

前回、第2回でも少しかいたドラゴンクエスト3についてです。

 

第2回で、ドラゴンクエスト3じはアリアハンをよくやったと書きました。

その意味を少しずつお話しします。

 

これは第1回で書きましたが、

私はドラゴンクエストは4からハマった人間であり、

3は持っていたもののそんなにやってはいませんでした。

それは、やる気が起きなかったからです。

というのも、時は小学3年生。

 

ドラゴンクエスト3の発売日はすごかったそうですね。

私の住んでいた所は、

都会からほど遠く、そんな騒動は起こっていないんではないかと思います。

ですが、おもちゃ屋では品切れが続いていたのではと思われます。

それから1年くらい経ってから、家族の誰かが、ドラゴンクエスト3を買ってきたようです。

自分の記憶には、自分の意志で買ったという記憶はありません。

父親か兄かが買ってきたんだと思います。

気づけばありました。

そんな、品切れが続いてるような中、なぜ手に入れられたのか?

その答えがこのカセットにはありました。

 

ドラゴンクエスト3はそれまでの、パスワードによる途中再開ではなく、

バックアップメモリによる「ぼうけんのしょ」でセーブするものでした。

ですがこの私が所持していたドラゴンクエスト3のカセットは、

もんのすごく「ぼうけんのしょ」が消えやすかったんです。

 

 

どれくらい消えやすかったのか?

 

ファミコンカセットを本体から引き抜くと120%の確率で消えます。

ぼうけんのしょ3つともすべて。

そして本体の電源を切る。

これだけでも、50%の確率で消えます。

なので、ひとつの「ぼうけんのしょ」を3つに写し、

生き残りを図るのですが、それでも消えてしまいます。

あの地獄ともいえる「おきのどくですが…」の効果音も何度聞いたことか。

もう、電源をつけても、あの効果音が鳴ることも無く、

「ぼうけんのしょをつくる」しかないことも多々ありました。

 

小3には、ほとんど初めてやるRPGとしてドラゴンクエスト3は敷居が高く、

学校帰宅後、1日に数時間しかできない中、

レーベには行けても、ロマリアには絶対いけませんでした。

なので、アリアハン周辺だけを何十回とやり続けましたが、

当然面白くないのでやらなくなります。

 

私には二つ上の従兄弟がおり、

何かの行事の時には来てくれていました。

従兄弟は男だったので、学校でも話題になってるであろう、ドラクエ3をうちでやってました。

何回も消えてしまう事を告げて、

実際、何回も消えてしまっても、

従兄弟は最初からやり続けていました。

 

そのうち

「なぜ、セーブが消えても新しくやり続けるのか」

を聞いたことがあります。

「面白いやん」

と返された記憶があります。

 

人間がファミコンをする理由は面白いからであり、

人間がファミコンをしない理由も面白くないからであると悟ったのは、

それから何年もあとの話。

これはファミコンに限らず、人間が人間であるための理であり、真理に通じるものがあると思います。

 

ドラゴンクエスト3の中身については何も話していませんでしたね。

次回はその中身について書いていこうと思います。

おすすめ記事