権謀術数渦まきまくる世界で中国統一を目指せ!三國志2[ファミコン]

 

 

1990年11月に光栄から発売されたファミコンの三國志II。

元はPCで発売された人気歴史シミュレーションゲームでシリーズ2作目になります。

 

 

 

三国志は中国の180年頃から魏・呉・蜀が群雄割拠していた時代の魅力あふれる英雄達のドラマを記した文学作品です。

 

 

 

日本では1971年から月刊漫画雑誌で連載されていた劉備玄徳を主人公とした横山光輝の漫画を読んで三国志に興味を持った人も多かったと思います。

 

 

 

ゲームは前作同様、三国時代の君主となり中国全土の41カ国の統一を目指すシミュレーションゲームです。

 

前作と比べ武将数やコマンドの種類などあらゆる点でパワーアップしてますが、新君主でプレイできるようになったのが私的に感じた大きな進化でした。
三国時代の新たな君主として三国志の歴史に介入できるのは魅力的です。

 

 

 

6つのシナリオがありますが、登場する君主や武将が多い董卓の横暴が好き。

 

新君主で始めると配下の武将が一人もいないの状況なので有能な武将を集めていくのが序盤の醍醐味で、そこが特に楽しいです。

 

 

 

新君主は年齢が設定できまます。

1歳の赤ちゃんが旗揚し一人で配下を集め国を築いていく・・なんて壮大なファンタジー!

 

新君主は配下武将が一人もいない状況で開始しますが、ゲームスタート時の設定で難易度を下げておくとゲーム開始直後から董卓の配下である呂布や賈詡など有能な武将が簡単に引き抜いていけます。

 

 

 

呂布はすぐ寝返るので危険ですが、一騎打ち要員でこれほど頼もしい武将はいません。

 

 

 

呂布を配下に加えれば劉繇が君主の揚州に攻め込み配下である有能な武将「太史慈」に一騎打ちで倒し配下にすることもできます。

 

 

 

 

原作なら劉繇は孫策に敗れて太史慈は孫策の配下に加わります。
曹操の誘いにすらも靡かない忠義な漢が

何を間違ったか新米赤ちゃん君主の配下に!

 

 


ちなみに2018年発売の三國無双8の太史慈の勇士。

 

 

 

こうやって顔を並べて比べるとグラフィックこそ大きく進化しましたが、およそ30年経ってもあまり顔のイメージが変わっていないことに驚きです。

 

 

 

赤ちゃんパワーでかけ集めた旗揚げからたった一年後のアベンジャーズ。

こんな感じで武将を捕らえたり寝返ったりが目まぐるしく繰り替えされていく新たな世界の三国志が楽しめます。

 


でも、ほんとに楽しいのはゲームレベルという名の難易度をマックスで始めた時です。

 

 

 

あれほど容易だった人材集めが一気に困難になります。
あの呂布ですら金で揺すろうが名馬を与えようが引き抜けません。

さらに誰の配下でもない自国の在野武将ですら容易には登用できません。

 

配下が一人もいないので、君主自らの登用コマンドの失敗でどんどん月日が流れていく・・・

 

 


そして、通りすがりの曹豹を捉えて歓喜なレベル。

あの曹豹ですら配下に加わってくれると頼もしく感じてしまう。
それが難易度マックスの三国志2。

※曹豹についてはググってください

 

 

 

ここから曹豹と共に苦難な中国統一を目指す物語が始まります。

 

なんて楽しい!

 

 

 

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