蒼き革命のヴァルキュリア プレイ記⑩

ひきつづき

蒼き革命のヴァルキュリア

プレイ記

 

ネタバレありでいきます。

 

敵将グスタフの罠にかかり、オフィーリアとともに敵の部隊に囲まれるアムレート。

とまあ、ピンチの状態ですが、アムレートとオフィーリアをきちんと育てていればそこまで苦戦することなく勝てます。

敵ユニットを全滅させると勝利。

グスタフは、アムレート達の思いがけない強さに驚きながらも余裕の表情で退却します。

夜はすでにあけていましたが、仲間たちはふたりを待っていてくれました。

アムレートは「夜明けになったら遅れたメンバーは置いて帰還する」という命令無視を表向きはとがめるものの、

内心は嬉しそうです。

 

快進撃を続けてきたユトランド、そしてヴァナルカンドにとっては痛い敗戦となってしまいました。

被害は大きくなかったとはいえ、工場に誘い込まれた=偽の情報をつかまされた=ユトランドがどのような経路で情報を集めているか敵はだいたい掴んでいる可能性がある、ということなので思った以上に大きな痛手といえるかもしれません。

 

さまざまな情報を丹念にしらべあげ、ゴドーはアムレートたちの過去、そしてその目的を正確につかんでいました。

しかし、彼はアムレート達をとめることも、オフィーリアに真実を告げることもしません。

ゴドーはこの戦争に勝利することがユトランドにとってもっとも益があると判断し、

アムレート達の復讐が結果としてユトランドの勝利につながるのであればそれでいい、という考えに至ったようです。

ただ、他の大罪人にもあってくぎを刺していることから、

もし彼らの行動がユトランドのためにならないと判断したときは、方針をかえる可能性もあるようです。

 

作戦の失敗、そしてゴドーに感づかれたこと、そして反戦派がまた勢いを増してきたことで、大罪人たちの頭脳であるスレイマンにもやや焦りが見えてきました。

なお、スレイマンは仲間たちの中でも一番の急進派であり、目的=復讐のためならすべてを投げ出す意思がメンバーの中でもっとも強い人物です。

ただ普通にプレイしているだけだと、冷静というより冷酷な人物に見えてきますが、歴史書の断章を見ると、彼の養父はちゃんと息子として愛情を注いでくれていること、その養父を結果的には裏切ることになるということに後ろめたさを感じていること、婚約者と結婚をした方が地盤がより強固になるにもかかわらず結婚を戦争後に延期した事(自分がどうなるかわからないため、婚約者を守るためとも見て取れます)など、けっしてただ冷たいだけの人間でないことがわかります。

このあたりは、ちゃんとサブイベントまで見るかどうかで評価はわかれそうですね。サブイベントが長いのが問題ではありますが。

 

ユトランドは、帝国の拠点を叩く「南風」作戦に出ます。

ユトランド本隊が主力ですが、ヴァナルカンドも遊撃隊として出撃します。

途中、イプセリアの王子であるマクシムと対決します。

マクシムはユトランドの行為は解放ではなく、支配する側が帝国からかわるだけの行為と見ていました。

戦争というのは、単純なものではなくいろいろな見方ができるといことですね。

しかし、マクシムの方にも迷いがあるため、結局は一時撤退することになりました。

彼は皇帝の強さと大きさに惹かれているようですが、同時にそれが危険なものであることも察しているようですね。

 

帝国側は姿を見せたり、引いたりの長期戦に出ます。

戦いを長引かせて夜になったところでヴァルキュリアを投入し、敵・味方関係なく滅ぼすという悪辣極まりない作戦を計画していたのです。

ヴァルキュリアの歌の前に次々と倒れていくユトランド兵、そして帝国兵。

しかし、オフィーリアの歌と、強化されたアンチヴァルキュリア兵器のおかげで、アムレート達はなんとか危機を脱し、ヴァルキュリアをあと一歩のところまで追いつめます。

ついにとどめの一撃、というところで、ヴァルキュリアは突然アムレートの名を呼びます。

その声は、ヴァルキュリアのものではなく、懐かしいマリア先生のもの。

アムレートは動揺し、剣先が鈍ります。

そこにヴァルキュリアの攻撃がさく裂しますが、ゴドーが身代わりになったことでアムレートは救われました。

朝が来たことにより、ヴァルキュリアは撤退。

結果は、ユトランド軍の敗北となりました。

そして、ヴァナルカンドは優秀な副官であったゴドーを失うこととなってしまいました……。

 

つづきます

 

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