提唱してきた理論が破綻した時
子供がだんだん大きくなるにつれて、複雑な話をする機会が増えてきました。
そのうちの1つに、子供がスマートホンが欲しいと言い出した時なんですが、
「よしわかった。ただ、これはちゃんと覚えておかなあかん事やけど、みんなが同じようにスマートホンやゲームとかを買ってもらえるわけじゃないからな。持ってるから偉いとか、持ってないからダメとかじゃない。」
とゆう趣旨の話をしました。
とゆうのも、僕が小さい頃は家が貧乏で(食べ物には困ってなかったので、今考えると違うと思うんですが)、欲しい物はほとんど買ってもらえない家庭でした。
当時はファミコン~スーパーファミコン、ゲームボーイ、セガサターン、ネオジオ…等々、一世を風靡したゲームの最盛期で、友達みんなが何かしらのゲームを持っていて、そこに人が集まりみんなでゲームをする、とゆう1つの大きな流れがありました。
僕もずっと親に頼んではいましたが、一切聞く耳もたず。ゲームを求めて友達の家を渡り歩く日々。
自転車も買ってもらえず、自転車を持ってる友達の家を渡り歩く日々。
そこのおばあちゃんが毎回おこづかいくれるので、それを目当てに遊びに行きまくった日々。
友達の家の庭に植えられてる枇杷の木に登り、成ってる枇杷を食べ尽くして、おじちゃんに激怒された日々。
…等々、今思い返せば、なんとゆう子供だったのかと恥ずかしい思いでいっぱいになります。
その経験から、自分の子供には「誰でも持ってるわけじゃないから…」的な話を父親らしくカッコつけて話してたわけですが、最近とあるネットニュースで、とあるデータを見て愕然としました。
「現在の高校生、スマホ所持率99%」
誰でも持ってるやん!
み~んな持ってるやん!み~んな!
こりゃ恐ろしい時代になってきたな…
その瞬間僕が提唱してきた「誰でも持ってるわけじゃないから云々」理論が音をたてて崩れていきました。怖いですね~、子供に言われる前に先に気付いて良かった~ほんと(笑
データがどうだの、エビデンスがどうだのと言われる事が増えたこの時代、昔の価値観に縛られ過ぎてるといけないなと思う今日この頃でございます。
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