時間内にクリアせよ!グーニーズのゲームブック

1985年に公開された、映画『グーニーズ』は、MSX・ファミコンで

ゲーム化もされ、主役が子供たちということもあり、当時の小学生に

大人気でした。ゲーム内で使われていたBGMが映画挿入歌

である、シンディーローパーの『The Goonies Good Enough

(グーニーズはグッドイナフ)』であったので、この曲を聴くと、

映画・ゲーム共に思い出す方も多いのではないでしょうか。

 

映画が公開された1985年という年は、MSXやファミコンが大盛況で、

その他、今はもうほとんどなくなってしまいましたが、ゲームブックなる

ものも子供たち(主に小学高学年)に人気でした。

以前にもご紹介しましたが、『ドルアーガ―の塔』3部作等名作も多く、

見た目は普通の小説なんですが、選択肢が与えられていて、

自ら選択した内容により、物語が変わってくるというものでした。

 

ドルアーガ―の塔3部作と共に人気だったゲームブックが、

この『グーニーズ』で、

ドルアーガ―の塔みたく、戦闘やアイテムと

いった要素はないものの、『時間』という概念が組み込まれて

いました。

ストーリー的に戦闘や道具はあまり重要でなく、詳しいあらすじは

割愛致しますが、翌日までに父親の借金を返済できなければ、

自分たちの町グーンドッグスを追い出されるということもあり、

とにかく時間内に、伝説の海賊「片目のウィリー」の財宝を見つけ

出さなくてはならないのです。

 

そこで生み出されたのがこれです!

附属のタイムカードという代物で、ひとメモリが5分となっています。

物語を読み進めていくと、「10分ロスした。」とか、「道を間違って

引き返した。30分ロスした。」という場面に出くわします。

そのたびに時間を刻んでいくのですが、10時間以内にクリアでき

なければ、返済期限を過ぎてしまいゲームオーバーとなる

ルールでした。

これが意外とシビアなんですねー。うまく進んでもクリアする頃には、

ハラハラする位に時間が押し迫ってきます。

 

MSXやファミコンのゲームソフト「グーニーズ」はストーリーを

デフォルメしていますが、ゲームブック版は原作に結構忠実に

描かれていまして、没入すること間違いなしです。

 

今ではもう古本屋でも見かけなくなってしまいましたが、見つけたら

絶対「買い」です。変な話冒険が終わったらヤフオク等で高く

売れます...。

是非是非やってみて下さい。

 

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