DOAXVV攻略日記 その72:女神たちのお正月と2021年のVVの総評

今週(12/29~)のイベントは女神たちのお正月~すごろく編~。

 

VV072_01
 

イベントタイプとしては「ぴょんぴょんスゴロク」であり、過去には
「その45」で解説している。

アイコン紅葉「スゴロクは貴重な機会なのでサボっちゃ駄目です」



■■2021年のVVの総評

イベント的には「正月イベント」が既に始まっているが、今日は大晦日。
2021年も本日が最後。ということで、2021年のVVについて振り返ってみたい。

今回はあまり攻略要素のない考察系記事になっているので注意。


■ガチャで狙った(推し)キャラのSSR水着を引くのが以前より難しくなった

これば、まず「実装ヴィーナス数が増えた」のが大きな理由の一つ。

VVのサービス開始は2017年11月であるが、開始当初の実装ヴィーナス数
(初期キャラ数)は10名であった。
今は総勢24名の大所帯。トレンドガチャに出てくる「無償落ち済」のヴィーナスに
限定しても22名。当初と比較すれば2倍以上にキャラ数が増えている。

推しキャラ(&試合の主力キャラ)が2名だと仮定して、2/10と2/22では後者の方が
低確率なのは自明の理。分母が大きくなれば実質的な確率は顕著に低下する。

つまり「ガチャでSSR水着を引ける確率自体は以前と同等」だと仮定したとしても、
「その中で『推しキャラのSSR水着』を引ける確率」は当初より大きく低下、
ということを意味している。

これは「月号チケット」などで顕著で、「確定でSSR水着を入手」とはいえ、
「狙った推しキャラのSSR水着を引き当てる」のは困難と言っていいくらいシビア。

22人闇鍋という低確率では、入手できてももはや最初から「でもどうせ推しの水着は
当たらないんだろ?」と「確定チケ」ですらユーザ側には諦めムードが漂う雰囲気で、
「確定チケ入手時の嬉しさ」がどうにも足りない感がある。

「SSR確定ウィークリーガチャチケット」も状況はほぼ同じ(現在21人闇鍋)。

アイコンたまき「月号がSSR確定でも、狙った1人を当てる確率は5%未満よ」


■2021年のガチャ確率:以前より渋くなった(SSR確率は低下傾向)

前項では「ガチャのSSR確率自体は以前と同等」という仮定での話であった。
で、ガチャのSSR確率自体は2021年はどうだったのか?

正直に言えば「確率自体も以前よりやや渋くなった」という印象が強い。

具体的なデータで検証したいので、「トレンドガチャでSSR基本確率3倍(3.3%)の
イベントが何回あったか」で比較してみる。

2020年:8回
2021年:3回

見ての通りで、「基本確率3倍のトレンドガチャ」は最近は回数が激減している。
VVはほぼ毎週イベントがあり、年間で概ね52回くらいイベント&トレンドガチャを
実施しているが、2021年は「基本確率3倍(3.3%)のトレンドガチャ」は
その約52回中で僅か3回しかなかった、ということ。

データから客観的に見ても「確率自体も以前よりやや渋くなった」というのは
「思い込み」ではなく「事実」と言えるだろう。

つまり、キャラ数が増えて分母が大きくなった上に、確率自体も以前より更に渋くなり、
ダブルパンチで「推しキャラのSSR水着を引くのが以前より困難になった」と言える。


ユーザの立場から見ると、水着のガチャで真に「当たり」と実感できるのは基本的には
「推しキャラのSSR水着を引けた時」のみである。

その確率が上記のダブルパンチで大きく低下し、「当たり」を実感できる機会が顕著に
低下した。これはユーザのモチベーションの低下に直結する要素と言えるだろう。

アイコンマリー「当選確率が低すぎるとなんか無理ゲー感が漂いますよね」



■2021年のコラボイベント頻度:以前より激減した

多くのガチャゲーと同様、VVも「コラボイベント」は概ねユーザにとって嬉しい、
大盤振る舞いイベントの傾向だった。

具体的には「高性能な無償水着」「SSR確率が高いガチャ」「リメイクコインや
別キャラ水着重ね可能などの有用オプション」「PP13固有名潜在能力
(特にSTM属性の)」「有用なデコブロマイドガチャ」など、ユーザの喜ぶ要素が
概ねてんこ盛りであった。

そして、頻度自体も以前はそこそこ高く、VVは2020年に以下の5回コラボを実施済。

2020/1:ライザのアトリエコラボ
2020/3:アリス・ギア・アイギス コラボ
2020/7:宇崎ちゃんは遊びたい!コラボ
2020/9:デスティニーチャイルド コラボ
2020/12:三国志14 with パワーアップキットコラボ

最強格の無償強水着やPP13固有名STM潜在能力、有用なデコブロマイドなどを
入手できる「有り難いコラボ」が以前は結構多かったのである。

しかし、VVの2021年のコラボイベントは、僅か2回しか実施していない。半減以下。

 

アイコンなぎさ「こんなに少ないなんて、運営の怠慢じゃないの?」


尚、「相手側の一方通行コラボ(VV側ではコラボイベント実施せず)」は他にも
あったが、VVユーザ側に恩恵は何もなかったのでそれは除外している。

特に、現状種類が少なく、貴重且つ有用な「PP13固有名STM潜在能力」については
2021年のコラボでは結局一度も出てこなかった。

三国志14コラボより後に始めた新規ユーザは、ごく一部のキャラのレイズザセイル以外
「PP13固有名STM潜在能力」を入手する機会自体が(大半のキャラで)未だに一度も
与えられていない、と思われる。

アイコンカンナ「これも、最強を目指す上では結構大問題じゃぞ?」

更にコラボの頻度激減は「デコブロマイドガチャ」の機会の激減にも直結している。
コラボが少ない影響もあり、無課金で強水着を入手する機会も少なかったと考える。
こうした各傾向は、始めて1年以内の「新規ユーザ」には実に厳しい要素と言える。



■ここまでを総括:VV運営は最近、ユーザに対して色々と渋過ぎると思われ

極力「主観」を廃して「客観的な数字・データ」を元に考察してみたつもりだが、
最近の(2021年の)VV運営がユーザに対して以前より色々と渋く(ケチに)なっている、
というのは概ね「客観的事実」と言えるのではなかろうか。

尚、上記にない要素で「ログボや配布でのばら撒き度合い」というのも「渋さ」の
一要素としてある。

4周年の頃は例外的に「ログボがかなり豪華な大盤振る舞い」の時期であったが、
その後の2021年12月は「ログボや配布のばら撒き」も、ガチャ確率もどちらも
「かなり渋かった」と考える。

アイコンパティ「これではクリスマスもお正月も全然おめでたくないよ~><」

今の正月イベントも渋さは顕著であり、毎日ログインしているユーザにも
12/30以降は「ログボで(コストなしで)回せる無料ガチャは1つもない」みたいな
しょっぱい状況である。

アイコンこころ「これだと『毎日ログイン』するモチベすら保てない人もいるかも」

うむ。今の時期は他のガチャゲーが結構大盤振る舞いで毎日無料10連とかやってる

だけに、尚更VVの今の渋さが印象に残る。

 

更に「トレンドガチャチケット」の配布数も最近はかなりしょっぱい。
これは「スコア報酬は2週合計で1回分のみ」という形の「2週連続イベント」ばかり
やたらと連発しているせいで、実質的な配布数が半減しているのが原因だろう。

アイコンエレナ「つまり最近のVV運営はとてもケチだということですね」



■VV運営に苦言を呈したい

ここまで挙げた各要素は、もし「運営に本気で改善する気がある」なら、幾らでも
対策を講じて「解決」が可能な物ばかりである。

たとえば「ガチャで推しキャラのSSR水着を引くのが以前より難しくなった」という
問題も。実装済キャラの人数を減らすことは難しくても、「ガチャを細かく分割」
することで「分母を減らす」という対策なら、技術的にも難しい部分は全くない。

たとえば「月号チケ」についても、今の22名闇鍋をやめて「月号チケガチャ①」
「同②」「同③」「同④」などにガチャを分割し、「チケットではそのどのガチャ
でも回せる」みたいな形にすれば、SSR入手数や入手確率自体は不変でも
「推しのSSR水着を引く」のはずっと狙いやすくなる(実質確率が上がる)。
そうした配慮が大きく「ユーザフレンドリー」に繋がる。

ガチャのSSR確率もログインボーナス等も運営が自由に設定できる物だし、
コラボについても運営にその気があるならもっと高頻度でやれたはず。
ドラガルズとの一方通行コラボの時だって、「VV側でもコラボイベント実施」を
することは可能であったと思われ。


結局、最近(2021)のVVの「渋さ」は、「運営が意図的にそうしている」と言える。

マネタイズの観点から見ると。
ガチャゲーにおいて「渋さの度合い」という要素は、普通の物を売る店で言えば
「店側がつける価格設定」に近い。

価格設定が極端に高すぎても極端に低すぎてもビジネスは成功しない。
適切な価格設定で客を呼びつつ総利益の極大化を図るのがビジネスの基本である。
ガチャゲーにおける「渋さの度合い」もそれに近い。

以前のVVは、「渋さ」についても比較的「ユーザフレンドリー」であった。
基本確率3倍のガチャも年間8回(3ヶ月に2回)程度は実施し、コラボも
それなりの頻度でちょくちょく実施。
「当たり」と実感できるような「ガチャで推しキャラのSSR水着を引ける機会」が
それなりに与えられ、ユーザが比較的気持ちよくプレイできる環境であった。
それこそが「VVの大きな魅力、長所」だったはず。
だからこそコエテクのガチャゲーには珍しく、奇跡的?にここまで成功を収めてきた
のではないか。

ワイがこのブログでVVの記事を書き始めた頃(「その1~2」あたり)はまだ、
「無課金微課金でも楽しめるガチャゲー」だと断言できる水準であり、
「金のない若者(大学生等)にも自信を持ってオススメできるゲーム」であった。


だが、最近のVVの「渋さ」からは、この点にかなり黄信号が灯っていると感じられる。
おそらくは「ユーザにもっと課金させたい」と考え運営が課金圧を強めている、という
ことなのだろう。
「狙ったキャラの狙った水着が欲しいならセレクトチケットでお買い上げください^^」
「ステップ有償確定もありますよ^^」
という意味で確率等を意図的に渋くしている側面もあるのだろう。

しかし、それが「VVの大きな魅力、本来の輝き」を損なう方向になるのであれば
本末転倒である。

慈善事業でなくビジネスである以上、企業側が「利益を極大化したい」と考えるのは
別に悪いことではないが、「単に課金圧を強めユーザに厳しくする」という安易な手段に
走れば本当にそれが実現できるのか? は疑問である。

今でも「若者(大学生等)の金銭感覚からすれば価格が高過ぎる」くらいの価格設定
なのに、これ以上課金圧を強めてどうするのか?

「とりあえずケチをつけてダメ出しする」といういわゆる「アンチ」的な安易なネットの
風潮に迎合したいとはワイは思わないが、このゲームが結構気に入っていたからこそ
苦言を呈したい部分もある。そんな心境である。

アイコンみさき「などと無課金古事記が偉そうに語ってみるテスト」

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